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蓋然性

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梅雨空の下、紫陽花が綺麗に色づく季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

表題の蓋然性、皆様は蓋然性という言葉をご存じでしょうか。かく言う私は、この蓋然性という言葉を専門職の知人から聴き得た訳ですが、様々な分野の観点からでも使用できる汎用性の高い言葉なので、ここで蓋然性を使ったお話をしてみようかと思います。

前置きとして、この蓋然性と混同し誤用されがちな言葉としては可能性です。可能性は定性評価と定量評価の両軸で推し量り、そうなる見込み、又は確率が1%でも含まれている場合は可能性があると言えます。対して蓋然性はこの可能性を定量評価、要するに、確率という具体的な数字を拠り所とした上で、確実性を評価する場合に使う言葉だそうです。

皆様も数値数量化されたこれまでの実績、データを判断基準上のソースとし、当然そうなるであろうと予測する蓋然性のマインドセットが、潜在意識として日常の生活シーンに少なからず影響している事はないでしょうか。

例えば、降水確率70%、これは雨が降る蓋然性が高いといえますが、雨が降らない可能性もあります。他にも、現在のコロナ感染症、オミクロン株の重症化率は最高値でも1.86%と、重症化の蓋然性は低いですが、高齢者や免疫機能が未発達の乳幼児は、重症化の可能性はあります。

このように、あまり聞き馴染みの無い蓋然性という言葉は幅広いシチュエーションで使用できる言葉でもありますが、可能性と違い、内包された複雑な意味を理解すると表現方法が限定的となり、この相反性は日本語の独自性たるを呈するような言葉です。

また、この蓋然性を顕在意識としてコントロールするマインドセットが、蓋然性合理主義と言います。

この話は長くなるのでまたいつか。

最後に、日本人の識字率はほぼ100%と称されますが、日本語の深みを知れば、言葉の意味はもちろんのこと、言葉そのものすら認識されていない日本語が数多くあります。

言葉を知り、意味を理解する。それは感情を言語化する力が増すという事です。

知を持って愚に説けば必ず聴かれずとは言いますが、自分が愚に回ることがないよう普段から視聴覚のレンジを広げ、学ぶ姿勢を忘れずにいたいものですね。

事務次長 足立

2024.06.29

組織、ひいては日本の未来について

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