『理念』
2026年を迎え皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年は「午年(うまどし)」。 60年に一度の「丙午(ひのえうま)」にあたり、太陽のような明るさと行動力を象徴する勢いのある年とされています。今年一年をどんな年にしたいか、皆様はどんな目標や計画を立てておられるでしょうか?
「どんな風に何をしたいか」「どうありたいか」目指すところを決めて目的意識を持って行動することは、ある時は自分を強くしたり頑張るためのパワーを生み出すものです。企業においては社員が同じ方向を向いて会社の使命を果たせるよう多くの場合『理念』が掲げられています。理念は社員がそれぞれ「自分はどんな風に仕事を頑張ればいいか」「どこを目標にすればよいか」を理解するためにも重要なものです。人数が多ければ多いほど、まとめていくことは大変ですし、皆それぞれ頑張っているけれど、はたして会社の求める頑張り方ができているかどうか、自分本位な頑張り方になっていないか、そういったことを振り返り考える時にも『理念』は重要な役割を果たします。また、理念は企業だけでなく、個人個人の中にも持つことができます。例えば「人には優しい自分でいよう。」とか「人から信用してもらえるよう誠実に生きよう。」「困っている人は助けよう。」とかです。この個人の理念は仕事だけでなく、日々の行動の指標となり、その積み重ねは人生の歩み方ともなり得ます。今回はそんな“理念”について書いてみたいと思います。
【あるレンガ職人の話】
道端でレンガを積んではモルタルを塗り、またレンガを積んではモルタルを塗って作業しているレンガ職人Aがいました。通りかかった男が「君は何をしているんだい?」と聞きました。すると職人Aはこう言いました。「僕はレンガを積んでいるんだよ。それが僕の仕事さ。」
男がもう少し歩いていくとまた、レンガを積んではモルタルを塗って作業している職人Bがいました。男はその職人Bにも聞きました。「君は何をしているんだい?」職人Bはこう答えました。「僕はレンガを積んで教会を造っているんだ。それが僕の仕事さ。」
男がさらに進むと、またレンガを積んでモルタルを塗っている職人Cがいました。「君は何をしているんだい?」職人Cはこう答えました。「僕はレンガを積んで、皆が安心して集まれる頑丈で素敵な教会を作っているんだ。それが僕の仕事さ。」
3人は同じように教会を造る職人でした。
これは世界的に有名な経営学者スティーブン・R・コヴィー氏の著書「七つの習慣」で書かれている考え方で、どのような「理念」のもとで仕事をしているかで仕事の結果が違ってくるというものです。3人のレンガ職人は皆同じように教会を造ることが仕事でした。しかし、3人はそれぞれ目指すところが異なり、その結果“自分の仕事(役割)は何か”という根本的な考えに大きな差が生じています。勿論一番いい仕事の結果を残せたのは職人Cです。職人Cは「皆が安心して集まることのできる頑丈で素敵な教会を造りたい」という明確な『理念』のもとで仕事をしているからです。
このように、人は行動する時に「何のためにするのか」「何を目標にするのか」を明確にすることでより良い結果を生み出すことができるというわけです。
今回のレンガ職人の話は『仕事』がテーマですが、これは人生においても同様で「どのように生きるか」「どんな自分になりたいか」を明確に自分の中で持つことでより良い人生を歩むことができます。(たぶん)そう考えると「理念」のもとで行動することがいかに大切かを感じますよね。
2026年、丙午(ひのえうま)。勢いのあるこの年に、自分の中の「理念」を大切にしつつ萩の里あすかの「理念」を大切に、ご利用者にご満足いただけるケアを提供できるよう、皆で協力し合って取り組んで参りたいと思います。
皆さまにとっても幸多き一年となりますよう
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
久保
